YANE506544

昨日、マヨネーズがなくなったのでスーパーに買い物に行こうと歩いていたんですよ。 そうしたら道端におばあさんがうずくまっていたので、大丈夫ですか？って声をかけたんですね。 ちょっとめまいがしただけなんで大丈夫ですよ、、と言うんですけど、少し心配になってその場を立ち去ることに躊躇していました。 そうしたらたまたま通りかかったK察官が、どうしました？って近づいて来ました。 その時、何故か瞬間的にやばいって思って、逃げようとしてしまったんですよ。 でもすぐに何もしてないのに逃げる方がやばいでしょと思い、留まったんですけど。 そうしたらおばあさんが立ち上がって、もう大丈夫ですと言いながら歩きだしました。 で、K察官と私が残されたので、じゃあそういうことでと立ち去ろうとしたら、あーちょっと待って下さいねって、職務質問が始まったのです。 確かに怪しい風貌の私ではありますが、善意でおばあさんを心配していた人間の何を怪しんで疑うっていうんですか。 もうそういう意味の分からない無神経さに腹が立ってどうしようもなくなり、ついつい乱暴な態度を取ってしまったんですね。 そうしたら完全に臨戦態勢になって、無線で応援を呼び出してしまって。 そうなると私も自己防衛のためにスマホの録画を始め、撮らないで下さいとか言われながら、職質って任意ですよね？と大きな声でやり合うようになって。 ああ、こういうのちょっと前にYutbeで見たことあるなぁ、、と思いながら、後に引く手段も見つからないまま、3人に取り囲まれながら15分ぐらい意味のない言い合いをしておりました。 それで思い出したように、別に隠すこともないかと思ってカバンの中身を全部道に広げようと思ったら、ちょうどたまたま運悪くおじさんから預かったSDカードを持っていることに気づいたのです。 これだけは見つかってはいけない。 これを押収されたらもうおじさんも自分も終わりだと。 そう思って、やはりひろゆきに影響された頭がいいと自分で思ってるバカのふりをして職質って任意ですよね？路線で押し切ろうとしたのです。 何かあったらSNSにアップしますよ風のアプローチで興奮して声が震えているけど敬語を使う所まで完コピして、こんな相手にしても時間の無駄だなと思わせる一手。 囲まれたまま最寄りの駅まで何とかたどり着き、どこも行く予定はなかったのに改札に入ってしまえばそこまではついてこないだろうと踏んで突破です。 もう途中から、とりあえず日本語も話すのをやめて、何語でもない適当な奇声を発し、どこまでヤバいを演じきれるかが勝負の世界になったのです。 最終的には改札の中まではついてこなかったのですが、信じられないことに駅に着くと例の倒れていたおばあさんがいて、私のことを基地外でも見るかのような蔑んだ目で一瞥して去って行ったのです。 おいおいおい、あんたが起点になって今こんな状況になってるんだぞと大きな声で言いたかったのですが、それをすると基地外じゃなくなるので、オッパッピーを連呼しつつヨダレを垂らしながら片目をつぶっていました。 そうして守り抜いた素材がこの作品です。 ぜひ拡散して下さい。 ／ YANE

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